イスラエルとイランの攻撃の応酬が続いていますが、ミサイル攻撃によって被害を受けたイスラエル北部の街「タムラ」から、FNNイスタンブール支局・加藤崇支局長が中継でお伝えします。

倒壊した建物は14日夜、イランの弾道ミサイル1発が直撃したもので、4人の女性が死亡し、10人以上が負傷しています。

被害は隣の建物にも及び、爆風で物が散乱し市民が片付けをしていましたが、「正直住める状態ではない」と話していました。

イランはこれまで「軍事施設を狙っている」と攻撃の正当性を主張していますが、しかし、周りを見ていただいても軍事関連の施設には見えません。

周辺には石油精製所や工場などがあるため、ミサイルがそれてしまった可能性もあります。

市民は空襲警報に連日おびえながら生活しています。

――今後もイスラエルとイランの交戦は続きそうですか?

イスラエルのカッツ国防相は「政府の象徴は破壊され、多くの住民が逃げ出していく」「独裁政権はこうして崩壊していく」とSNSに投稿し、首都テヘランへの攻撃を強める姿勢を示しています。

一方で、イランの最高指導者ハメネイ師も「イスラエルに対して強い対応を取らなければならない」と徹底抗戦の構えです。

アメリカのトランプ大統領がイランに核開発の完全な放棄を求めていますが、双方の攻撃の応酬が収束する見通しは立っていません。

フジテレビ
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国際取材部
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