カナダで開かれていたG7(主要7カ国)首脳会議は17日、レアメタルやAIなど6つの分野についての共同声明を発表し閉幕しました。
G7サミットが発表したのは、個別課題ごとの6つの分野に関する共同声明で、このうちレアメタルについては供給網の強化に向け、G7以外の国も含めて協力する方針を確認しました。
一方、ウクライナ情勢について、ロイター通信によりますと、アメリカの反対によって共同声明の合意に至らなかったということです。
慣例となっていた首脳宣言の採択も見送った形ですが、議長国カナダのカーニー首相は「共通の解決策を見つけるための努力に価値がある」と成果を強調しました。
カナダ・カーニー首相:
多国間主義が大きな圧力にさらされているこの時代に、私たちは集まり、いくつかの分野で合意した。
2026年のG7サミットは、フランス東部のエビアンで開催される予定です。