宮城県東松島市では6月15日、今年3月に完成した津波避難タワーを使った総合防災訓練が行われました。
この総合防災訓練は東日本大震災を教訓として、毎年この時期に全ての市民を対象に実施しているものです。
訓練は、宮城県沖を震源とするマグニチュード9の地震が発生し、沿岸部に大津波警報が発表された想定で行われました。
このうち東松島市内3つの地区の住民約130人は、矢本運動公園内に今年3月に完成した津波避難タワーに避難し、移動にかかる時間や実際の高さなどを確認していました。
住民
「結構、高いですね。しっかりしてて造りも結構安心感もある感じですね。家は本当にすぐそこなので、家族も子供が小さいので、すぐにこうやって歩いて逃げられるのはいいと思う」
住民
「日中は私1人しかいないから、自分1人で避難しなければならない。その分助かるね」
また、津波避難タワーでは、要救助者を想定した消防の救助訓練も行われました。