山形県で行われている春季高校野球東北大会。6月13日、準決勝に仙台育英が挑みました。
仙台育英は今年のセンバツベスト8、福島・聖光学院と対戦。去年の秋、聖光学院に敗れ、センバツ出場を逃した仙台育英。そのリベンジへ序盤からチャンスを作ります。
ノーアウト3塁で6番・高田選手。左中間を破るタイムリーツーベース。先制に成功します。
投げては先発の梶井投手が力強いストレートを軸に序盤3回を無失点に抑えると、4回からは2番手・刀祢投手がキレのあるスライダーで要所を締め、1点のリードを守ります。
投手陣の好投からリズムを作った仙台育英は8回、2アウト2塁のチャンスで代打・土屋選手!勝負強さを見せタイムリーツーベース。終盤に大きな追加点を奪います。
そして、ここから圧巻の投球を見せたのは6回からマウンドに上がっていた吉川投手。育英の背番号1を背負うサウスポーが聖光打線に流れを渡さず、8回と9回を三者凡退に抑えました。
3投手全員が球速140キロ以上を記録した完封リレーで、仙台育英が聖光学院にリベンジ達成。決勝へと駒を進めました。
仙台育英 須江航監督
「僕らは甲子園に3季出ていなくて『基準』がない。そういう中で聖光さん基準で試合をさせていただけたので、そういう意味では収穫の多い試合だった」