8月に行われる仙台市長選挙に現職の郡市長が3期目を目指して立候補する意向を表明しました。

記者リポート
「郡市長が議場に入っていきました。このあと立候補を表明するものとみられます」

6月13日午後1時から開かれた、仙台市議会の代表質問。自民党会派の議員が市長選への対応を問いました。それに対し、郡市長は「私は古里、仙台の未来を確かなものにするために引き続き、その責任を果たす決意を固めた」と答えました。

その上で、次の4年間については次のように述べました。

仙台市 郡市長
「市民の皆さまとともに積み重ねてきた経験を力に変えて、ダイバーシティのまちづくり、防災環境都市づくり、未来を担う子供や若者の支援強化、このまちの持つポテンシャルを最大限に生かし、仙台、東北の未来を切り開く。その先頭に立つ覚悟」

仙台市出身の郡市長は、地元民放局の元アナウンサーで、2005年から衆議院議員を務め、4期目の途中、2017年の市長選に立候補し初当選。現在は2期目です。

市長選をめぐっては、すでに、地域ラジオ局「エフエムたいはく」社長・野田紀子氏が立候補を表明していました。

東北地方唯一の政令指定都市で109万人の人口を抱える仙台市。来年1月に導入される宿泊税への対応、減少傾向が続く「出生率」、空洞化する市内中心部、県の4病院再編構想に端を発した仙台医療圏の病院再編など、課題は山積しています。
仙台市民が市政に望むことは?

30代
「子供の医療費など一部無償だが、給食費は無償ではないので無償になればいい」

20代
「周りの市町村の方が子育て支援が手厚いのかな。子育て支援がもっとあればいい」

70代
「福祉の充実。老人を大切にしないとダメ」

20代
「空いているビルがあると寂しい。何かできるといい。もっと仙台を活性化してもらいたい」

仙台市長選挙は7月20日告示、8月3日投開票の日程で行われます。

仙台放送
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