80代の父親の首で包丁で切りつけ殺害しようとしたとして、自称・無職の息子(45)が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
息子は6月12日午後7時ごろから午後7時35分ごろの間に、北見市とん田東町の自宅で、殺意を持って80代の父親の首を包丁で切りつけ殺害しようとした疑いが持たれています。
警察によりますと、12日午後7時30分ごろ息子が事件後に自ら「父親と包丁を使ってケンカになった」と警察に通報しました。
警察官が駆け付けたところ、息子と父親が自宅前の道路に出ていて、父親は血まみれで、息子は包丁を持って歩いていました。
現場に駆け付けた警察官2人が拳銃の銃口を息子に向けて、「包丁を捨てなさい」などと呼びかけました。
それでも息子は暴れ出し、片方の警察官に包丁を突き付けながら近づいてきたため、警察官は発砲しました。
銃弾は息子の左太ももを貫通。父親とともに病院に搬送されました。
いずれも搬送時、意識はあるということです。
息子がその後、退院したため、逮捕しました。父親は入院しています。
調べに息子は「私がやったことで間違いありません」と容疑を認めています。
事件前、2人の間に何らかのトラブルがあったとみられますが、詳細は分かっていません。
警察は「威嚇射撃をする暇はなく、警察官は自分の身が危ないと感じて発砲した。適法だった」としています。
警察は息子の動機などを調べています。