6/12(木)にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズと東京ヤクルトスワローズの交流戦カード最終戦。今季4勝目を狙い先発マウンドに上がった北山亘基投手(26)が圧巻のピッチングを披露しました。武器であるストレート、フォーク、スプリット、カットボールがいずれも切れ味鋭く冴えわたり、ヤクルト打線のバットは空を切るばかり。8回119球を投げ切り、キャリアハイとなる14奪三振ショーで見事4勝目を上げました。
そして、この試合を経て北山投手の防御率は“1.17”。規定投球回を上回り、防御率ランキングはパ・リーグ単独トップに浮上。試合後の取材では、「もちろん、やるからにはリーグで1番の成績を取りたいと思ってプレーしている。途中経過だが、そこ(防御率リーグトップ)に名前が載るというのは嬉しいこと。これで慢心することなく、もっと貪欲に高みを目指してやっていきたい。この試合の14奪三振も、自分が納得できる三振というのは決して多くなった。次回は全部納得できる三振に、内容も伴ってできるようにやっていきたい。」と決して驕ることなく、更なる進化を期待させてくれるコメントを残してくれるのも北山投手の魅力です。
チームはヤクルト3連戦をスイープ。交流戦も前半9試合を終え5勝4敗で折り返します。13日からは広島東洋カープとエスコンフィールドで3連戦。初戦の先発マウンドにはエースの伊藤大海投手(27)が上がります。チームの勢いそのままに、新庄監督が掲げている“交流戦11勝7敗”という目的地へ、ファンの声援を追い風にして全速前進で航海を続けてほしい。