日本維新の会の前原共同代表は12日の記者会見で、自民・公明・維新の3党で進める社会保障改革の協議に関する自民党の森山幹事長の発言について、「言った言わないの水掛け論になってしまう」と述べた。
前原氏は11日の石破首相との党首討論で、自民党の森山氏がガソリン税の暫定税率を廃止する法案について野党で共同提出するのであれば社会保障改革の協議を見直すと発言したという話を紹介したが、森山氏は党首討論後に前原氏のもとに詰めより、「私の発言の趣旨と違う」などと反論している。
これに関し、前原氏は会見の中で「私は党首討論の直前に岩谷幹事長からメモを渡された。全幅の信頼をする岩谷幹事長からのメモに基づいて私は質問した」と明かした。
そして、「これから先は言った言わないの水掛け論になってしまう」と述べた上で、「我々としては、教育の無償化と社会保険料を下げる改革は本予算に賛成するという大局に立って実現しているものなので、他の政策で我々がどのような判断をしようとも、順守してもらいたいという趣旨で党首討論の冒頭に申し上げた」と強調した。
前原氏は「石破首相からは真摯な回答があったと認識している」とも述べた。