介護福祉士の男が入院患者の女性に薬剤を混入したお茶を飲ませ一時的に意識傷害を負わせた事件で、男が特定の複数の患者を狙った可能性があることが分かりました。
警察によりますと、広島市安佐南区上安の無職、石地一磨容疑者(35)は今年5月、当時、介護福祉士として勤めていた安佐南区の病院で79歳の入院患者の女性に薬剤を混入したお茶を飲ませ一時的に意識をもうろうさせる傷害を負わせた疑いがもたれています。
病院などによりますと、院内にある薬品の在庫数に不審な点はなく、薬剤は外部から持ち込まれた可能性があるということです。
また、病院の防犯カメラには石地容疑者が別の入院患者のお茶に薬剤を入れる姿が写っていたことも判明。他の職員が気づき、お茶を捨てたため未遂に終わりました。
捜査関係者によりますと石地容疑者が特定の複数の患者を狙った可能性があるとみて、動機などを調べています。