国際競技会で活躍できる中長距離選手の育成・強化を図る目的で、北海道各地で開催されるホクレン・ディスタンスチャンレンジは6月11日、北海道深川市の深川市陸上競技場で第1戦が開催されました。

 女子5000mAには9月の世界選手権女子マラソン代表の佐藤早也伽選手(積水化学)が出場し15分39秒37で日本人6位の10位でゴール。日本人トップは伊澤菜々花選手(スターツ)で3位に入りました。

 ◇佐藤早也伽選手
「すごく久しぶりのトラックレースだったので15分50秒くらい余裕を持って走れたら良いなと思って臨みました。(今は)マラソン練習に入る前の下積み、足づくりの段階でスピードを少しでも戻せたら良いなと進めています。世界選手権まで3、4か月と迫ってきた中で段々緊張感、プレッシャーを感じる時期に入ってきました。」


 また、パリ五輪男子マラソンで6位に入賞した赤崎暁選手(九電工)は男子1500mに出場しました。赤崎選手は3分51秒14で7位。ゴール後は今月5日、同じくパリ五輪女子マラソンで6位に入賞した鈴木優花選手と入籍発表したことを受けて、カメラマンに「結婚しましたー!」と結婚指輪を披露する場面がありました。

 そして、東京五輪女子マラソン代表で5月の仙台ハーフで初優勝を飾った鈴木亜由子選手(JP日本郵政G)は女子3000mに出場しました。鈴木選手は9分26秒65で走り、久しぶりのトラックで課題が見つかったようです。

 ◇鈴木亜由子選手
「仙台ハーフが終わった後にコンディションがうまく組めなくて、正直、試合に出られるという練習があまりできていなかった。レースに出てもそれを繋いでいかないといけない。単発ではなくてしっかり繋げていけるようにそこが課題です」

 また北海道勢では2023年の全中女子800mで史上初の1年生優勝を果たした人見仁菜選手(足寄中)が女子800mBに出場し、2分11秒39で2位に入りました。

 ◇人見仁菜選手
「大人のすごい方たちと一緒に走る経験が少ないので貴重な経験だなと思いとても嬉しかった。貴重な体験はできたのですが自分の中ではそんなに納得いく走りはできなかった。ただ最近走った中で一番楽しく走ることができたのでこの大会に出場できて良かったです」

 ホクレン・ディスタンスチャンレンジ2025は今後、6月14日に士別大会、7月12日に千歳大会、7月16日に北見大会、7月19日に網走大会と北海道内で4戦が開催されます。

北海道文化放送
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