春の高校野球東北大会が6月10日開幕した。夏に向けての試金石となるこの大会。
福島第一代表・聖光学院は11日、岩手第二代表・久慈と対戦。手に汗握るシーソーゲームを制したのは…。
小雨が降るなか、山形市で行われた一戦。
聖光学院の先発・松本は初回、相手打線につかまる。2アウト2・3塁からタイムリーを打たれ2失点。
しかし、聖光学院はすかさず反撃。2回裏、7番坂元のセンター前で同点に追いつくと。なおも続くチャンスに好調の猪俣!勝ち越しの3ランホームラン!打線がつながり試合をひっくり返す。
しかし6回、思わぬ展開が待っていた。この回からマウンドに上がったエース・大嶋が連打を許し3失点。
正念場の聖光学院。7回裏、相手バッテリーのほころびを突きチャンスを作ると、打席には勝負強い細谷。細谷丈選手は「(相手の)ピッチャーよりも自分が気持ちを強く持たなかったら負けると思っていたので、抜けてくれっていう気持ちだったので抜けてくれて嬉しかったです」と話した。
「逆転の聖光」健在!つながりを見せた打線が勝利を手繰り寄せ、7対6で初戦を突破した。
聖光学院・大嶋哲平投手は「絶対に(点を)返してくれるというのは信じていたので、本当にきょうは野手の皆に感謝したいです」と話す。
聖光学院・斎藤智也監督は「経験を積ませながらピッチャー陣を仕上げていくという大会にしたいと思っているので、初戦で終わらなくて良かったと、ホッとしていますね」と話した。