イスラム教徒向けの土葬墓地を大分県日出町に整備する計画を巡り町の条例に「埋葬は焼骨」と明記することを求めた住民の陳情について町議会の委員会は11日不採択としました。
イスラム教徒向けの土葬墓地は別府ムスリム教会が日出町南畑の町有地に整備を計画しています。
町は土地の売却に向けた手続きを進めていましたが安部町長は売却しない考えを示しています。
この計画を巡り、住民グループが条例に「埋葬は焼骨とする」と明記することを求める陳情を5月提出していて11日、町議会の福祉文教常任委員会で審議が行われました。
議員からは「町内にはキリスト教の修道院があり、以前から土葬を行っている。 条例改正となれば理解を求める必要ある」「ムスリム教会と執行部で協議が行われている中で条例の変更は適切ではない」などと言った意見が出されました。
その後採決が行われ反対多数で陳情は委員会では不採択となりました。
委員会での結果は6月19日の定例会最終日に報告され最終的な採決が行われます。