県内の専門学校生など155人が、インターネット上で犯罪につながる情報を見つけ警察に通報する県警の「サイバーパトローラー」に委嘱され、委嘱状が交付された。
県警から委嘱状が交付されたのは、大原学園山形校に通う専門学校生の代表5人。
大原学園では2021年度から協力していて、2025年度は127人が参加する。
県警では12年前から、インターネット上にある闇バイトや薬物など犯罪に関する情報を、ボランティアの学生に見つけて報告してもらう「サイバーパトローラー制度」を取り入れていて、サイバー犯罪の抑止に役立っている。
(大原学園山形校 公務員コース1年・三浦遥人さん)
「おばあちゃん・おじいちゃんなどネットに疎い人をねらったものがけっこう多いと思うので、ありがとうと笑顔があふれる社会にしていきたいと思います」
(大原学園山形校 公務員コース1年・長谷部玲さん)
「まだ実感というものはないのですが、これから警察の人に指導を受けて精一杯頑張りたいと思う」
(県警サイバー犯罪対策課・小野秀崇課長補佐)
「将来を担う若い世代の人から防犯活動に積極的に参加してもらえるということは大変意義のある活動だと考える。どうか若い世代の人の感性を生かしてサイバーパトロールをしてほしい」
警察によると、2024年度のサイバーパトローラーからの通報は376件で、過去最多だった。