サッカーJ2・モンテディオ山形は、リーグ戦の前半最後の一戦を15日にホームで行う。迎える相手はベガルタ仙台、勝利だけが意味をもつ伝統のダービーマッチを前に、チームの意気込みを取材した。

次の対戦が、Jリーグでは44回目となる「みちのくダービー」。
相手仙台が4位と上位につけている一方、ここまでの3連敗もあり15位に低迷している山形。
しかし特別な一戦であるダービーに、試合前の状況は意味を持たない。

(渡邊晋監督)
「ダービーにかける想いは間違いなくほかのゲームと差が出るのは当然。順位とか関係ない、これまでがどうだったか関係ない」

(FW90・ディサロ燦シルヴァーノ選手)
「山形県民にとっても宮城県民にとっても誇りをかけた大事な試合」

クラブの歴史、地元の意地、ダービーへの想いは相手も同じだ。

(ベガルタ仙台MF27・オナイウ情滋選手)
「ダービーは魂と魂のぶつかりあい。お互いの勝点・順位は関係なく、お互いが勝利のために全てやらなければいけない試合」

共にサイドからの攻撃を強みとする両チーム。
2年前まで仙台でプレーした山形のサイドアタッカー・氣田亮真選手は、勝負のポイントをこうみている。

(MF10・氣田亮真選手)
「押し込まれても粘り強くが1つキーになると思う。チャンスがある時はしっかり前に出て行って勝負はしたい。メンタル的なところと、いつ勝負をかけるか、見極めは大事だと思う」

勝って得られる勝点3には変わりないが、勝つことでチームが得る前向きな影響は計り知れない。

(FW90・ディサロ燦シルヴァーノ選手)
「相手には悪いけれど絶好のチャンス。流れを引き寄せる絶好のチャンス」

(FW55・堀金峻明選手)
「この試合をターニングポイントにして、また去年のような快進撃を見せられたら」

勝利が反転攻勢への最低条件となる激闘必至のみちのくダービーは、15日(日)ホームで午後4時キックオフ。

さくらんぼテレビ
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