40年前のタイムカプセルが掘り起こされました。6月11日、天満屋岡山店では当時を知る元社員などが集まり開封式が行われました。

「3・2・1開封です。40年の時を越えて、いま封を解かれました」

多くの社員OBなどに見守られながら開封された直径50センチの大きなタイムカプセル。40年の時を経て当時の社報や社員アンケートなど35点が開封されました。

タイムカプセルが埋められたのは遡ること1985年7月3日。当時の社員が創業家伊原木家旧宅の庭に埋めました。新聞に中曽根元首相が写る当時を参加した社員OBの多くが。懐かしんでいました。

平田真由美さんもその一人です。未来の天満屋について社員の思いが綴られた作文「21世紀を描く」には、当時の平田さんの女性の働き方についての考えや展望などが記されていました。

(当時のタイムカプセルプロジェクトメンバー OBの平田真由美さん)
「就職氷河期などと言われているが、私の時代は本当になかった。選択肢があまりなかった。だから40年経つとこんなに変わっているのだなとすごく思う。結婚したら辞めるというような、しがらみがない時代になっていることは羨ましい」

開封式では、若手社員からこれからの天満屋の経営提言なども行われ、次なる40年に向けて橋渡しの機会となりました。

また、6月12日からはタイムカプセルの一般展示も行われるということです。

岡山放送
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