豊かな海の幸を生かし「すしの都」として観光PRに力を入れる北九州市。
10日、小倉城庭園では、地元の高校生を招いて特別授業が行われました。
◆江戸前鮨 二鶴 舩橋節男 大将
「日本有数の世界でもトップクラスの非常に恵まれた漁場です」
テーマは「北九州のすし」。
小倉北区にあるミシュラン二つ星のすし店「江戸前鮨 二鶴」の大将・舩橋節男さんが北九州の寿司の魅力を若者に伝えようと企画しました。
講義が終わると…
◆リポーター
「きょう高校生のために用意されたのは、幻の高級魚といわれるヤイトカツオです」
舩橋さんが特別に用意したのは、「全身がトロ」といわれるほど脂が乗った「ヤイトカツオ」。
天然物の漁獲量がごくわずかで、市場にほとんど流通していないことから、幻の魚ともいわれています。
◆生徒
「おいしそうすぎて食べたくない…」
生徒たちの反応はー
◆生徒
「これが本物のカツオなんだなと思いました」
「(今まで食べてきたものと)比べものにならない」
「自分は(将来)調理に関することを教えたいと思っていたので、魚についていろいろなことが知れたので、これを糧にして自分の将来について考えたいなと思いました」
◆江戸前鮨 二鶴 舩橋節男 大将
「今すごく“すし文化”として非常に世界中から注目されているので、伝統を掘り起こして後世に伝えていくということが非常に大事だと感じています」
舩橋さんは今後、観光客向けの講座や海外でのイベントも予定していて、「北九州のすし」を世界中に広めていきたいとしています。