9日からの雨の影響で鹿児島県内各地で土砂崩れなどの被害が確認されています。
薩摩・大隅地方では引き続き土砂災害に警戒が必要です。
活発な梅雨前線の影響で、薩摩・大隅地方では大気の状態が不安定となっています。
9日夜、大隅地方では一時、線状降水帯が発生するなど各地で大雨となりました。
鹿屋支局・春山たかよ記者
「錦江町では大雨の影響で町道の法面が崩れました。現在、急ピッチで復旧作業が行われています」
錦江町皆倉では大隅地方に線状降水帯が発生していた9日午後7時半ごろ、町道脇の斜面が高さ約7メートル、幅約7メートルにわたって崩れ、10日朝は土砂の撤去作業が行われていました。
近くに住む人
「あっけにとられた。(雨が)強すぎて。前が見えないくらいすごかった」
「めったに崩れないが久しぶりに崩れた。タイミングずれたら私はこの下敷きになっているところ」
午後から九州南部は広い範囲で雨が降り、所によっては強く降ることもありそうです。
薩摩、大隅地方では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるため、今後も少しの雨で土砂災害が起こる可能性があり、警戒が必要です。