アメリカと中国の閣僚級による貿易協議が9日、イギリス・ロンドンで行われました。
協議は10日も続く見通しです。
米中の貿易協議は5月のスイスで開催して以来2回目で、アメリカ側はベッセント財務長官ら、中国側は経済政策を統括する何立峰副首相が参加しています。
中国によるレアアースの輸出規制などが主な焦点で、両国の対立緩和につながるか注目されます。
米中は5月の協議で互いに追加関税の引き下げなどで合意しましたが、その後トランプ大統領がレアアースの輸出規制を念頭に「中国が合意を破った」と批判していました。
トランプ氏は9日、記者団に「交渉は順調に進んでいる」と話し「私たちは中国市場を開放したい」と改めて強調しました。
協議は10日も行われる見通しです。