「随意契約」で調達した備蓄米の店頭販売が9日、広島県内でも始まり、待ちわびた人たちが開店前から行列を作りました。
9日、店頭販売を始めた広島市中区の「フジグラン広島」では、県内で初めてとなる2000円台の備蓄米を求めて開店前からおよそ1000人が駆けつけました。
【安藤記者】
「販売開始1時間半前ですが、すでに長蛇の列ができています」
【先頭に並んだ人】
Q:何時から並んだ?
「きょうは午前4時に来た」
「娘に言われて仕方なく朝早く自転車で来た。一週間くらいコメを食べてないからね、うどんとかパンでごまかしているって…」
<開店の様子>
「ただいま開店します」
「お待たせしました、どうぞ」
この日、店頭販売された備蓄米は2000袋。
価格は5キロ税込み2138円と、銘柄米の半分程です。
【購入した人は】
Q:2000円台で買えるのは
「すごいうれしいですね」
「(銘柄米)は5000円くらいかかるので2000円で買えるのはありがたい。古古米でしたっけ、古古米なので古古古米じゃないからなんとかいけるかな」
開始からおよそ2時間で完売しました。
今回販売されたのは、2022年産のいわゆる「古古米」。
気になる味は…
【安藤記者】
「炊き立てのいい香り。では、食べてみます。食感のもちもち感もほとんど変わらない。これが新しいコメだと言われてもわからないレベルかもしれません」
フジではそのほかの店舗でも今月中旬から順次販売を始める予定です。
【フジ 山口晋 社長】
「まだ多くのお客様が備蓄米の販売を待ち望んでいると思う。計画的に混乱しないように事前の告知をして適時届けていきたい」
<スタジオ>
広島県内の主なスーパーなどの今後の備蓄米の販売スケジュールがこちらです。
ディスカウントストアの「ラ・ムー」や「ディオ」では、今月13日から備蓄米の販売を開始します。
ドン・キホーテは今月14日以降、全国へ順次拡大する予定。コンビニ大手のローソンは今月14日から販売。
イズミでは今月中旬の販売を目指すとしていて、ファミリーマートでは今月中旬の販売を見込んでいるということです。
イオンは未定ということです。