岩手県の最低賃金は2024年度に最下位を脱しましたが、全国の都道府県で下から2番目となっています。
2025年度の審議が始まるのを前に、6月2日、県が岩手労働局に対し引き上げを求める申し入れをしました。

2日は県商工労働観光部の箱石知義部長が岩手労働局を訪れ、白石好春局長に達増知事からの申し入れ書を手渡しました。

岩手県の最低賃金は2024年度に59円引き上げられて952円となり全国最下位を脱しましたが、依然、沖縄などと並び全国2番目の低さとなっています。

県では賃金の格差を背景に若者の県外への流出が目立っていて、引き上げは必須な状況だとしています。

県商工労働観光部 菅原俊樹課長
「本県の優秀な人材が定住するために、地域別最低賃金について十分な議論をしていただくようお願いした」

最低賃金を巡っては、労使の代表や有識者でつくる県の審議会の2025年度の会合が6月6日から始まることになっていて、労働局では「適正な最低賃金について議論できるよう努めていく」としています。

岩手めんこいテレビ
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