鹿児島県内にスーパーマーケットなど6店舗を展開する城山ストアーは2日、鹿児島市の食品卸会社・西原商会に事業を譲渡すると発表しました。
今後は西原商会のグループ会社となり、従業員もそのまま引き継いで経営再建を目指します。
城山ストアー・池畠丈二社長
「西原商会さんのもとで当社事業の再建を図ることを決断した」
1970年に創業した城山ストアーは、鹿児島市を中心にスーパーマーケットや弁当店を展開してきました。
池畠丈二社長によりますと、コンビニやドラッグストアの参入による競争の激化に加え、新型コロナ、物価高の影響で7年前から赤字が続き、最大で15店あった店舗も、現在は6店に減少しています。
城山ストアー・池畠丈二社長
「(会社を)存続させて次のステップに移っていくことが私としての経営責任だと思う」
今回、鹿児島市に本社を置き、全国に事業を展開する業務用食品卸会社の西原商会が支援に乗りだし、城山ストアーのスーパー、弁当店の事業を移管した新会社の株式をすべて取得し、子会社化しました。
新会社の代表取締役会長には、西原商会の西原一将社長が就きます。
店名の変更は行わず、社員、パート、アルバイト、あわせて130人も継続して雇用し、店舗の営業もこれまで通り行います。
新会社の代表取締役会長に就任 西原商会・西原一将社長
「今後の改善はやっていかないといけないと痛切に感じている。社員(従業員)の皆さんと一緒にもがいて、いい形を模索したい」