鳥取県と米子市が共同で整備を進める新しい体育館「米子アリーナ」の起工式が2日行われました。
米子市の東山公園内の建設現場では2日、鳥取県の平井知事や米子市の伊木市長など関係者およそ50人が出席して、安全祈願祭と起工式が行われました。
鳥取県・平井知事:
いろんな機能がありまして、『なんでもアリーナ』でございます。新しい鳥取県のシンボルとして、米子市だけでなく広域的にも皆さんからご愛顧いただく施設になればと思います。
米子アリーナは、老朽化が進む米子産業体育館や米子市民体育館など市内の3つの公共施設の機能を集約した新しいスポーツの拠点として、県と市が共同で整備を進めています。
延床面積は約1万3000平方メートルで、約4000人以上収容のメインアリーナを備える県内最大規模の施設です。
運営費を含む総事業費は約105億円で、このうちアリーナの建設費は約80億円を見込んでいます。
伊木市長がVRゴーグルを装着、3Dデータをもとに再現された完成後のアリーナの様子をバーチャルで確認しました。
米子市・伊木市長:
非常にわくわく感が広がった、期待感が高まった。そんな感想をいただきました。
県と市によると、一部の資材の調達に想定より時間がかかる見込みで、2027年3月の完成、6月の使用開始としていた当初の計画に遅れが出る可能性があるということです。
米子市・伊木市長:
ここが新たなスポーツの拠点であり、文化芸術活動の拠点として多くの市民の皆様、県民の皆様に大いに役に立つ施設となることを願うばかりです。
市は、アリーナの整備に合わせ、最寄り駅となるJR東山公園駅の再整備も検討。スポーツやエンターテインメントを活用した地域活性化につなげたいとしています。