新潟市で県内の高校生の写真部員が技術や表現力を競う撮影大会が開かれました。参加した部員たちは新潟市内を歩き回り、渾身の一枚をカメラに収めていました。
5月30日、新潟市中央区で地図を見ながら歩いて回る高校生たち。写真の技術や表現力を競う撮影大会に参加した写真部員です。
大会には県内36校から約400人が参加。生徒たちは気に入った場所で思い思いにシャッターを切ります。
【記者リポート】
「生徒たちが構えているのはスマートフォンではなく、一眼レフカメラです。街にあふれる景色や人を切りとっています」
【生徒】
「犬を乗せてもらって周りを人で囲むとか…自然体が一番いいけど」
カメラの技術も進化し、手軽にきれいな写真が撮れるスマートフォンではなく、一眼レフで撮影するワケは?
【生徒】
「光の当たり方とかはスマホだと強調されなかったりする。一眼レフのほうが光の強弱が強くなりおもしろい」
こう話すのは、今年で大会の参加が最後となる長岡農業高校の3年生。風情あふれる古町地区で友人とともに黙々とカメラを構えます。
小さい頃からカメラが大好きな2人にとって道行く景色すべてが撮影スポットです。
【生徒】
「街の人と人とがふれあっている場所とか、そういった場面を撮れるとうれしい」
2人で街を歩き、青春の一枚を追い求めた最後の大会はかけがえのない思い出となったようです。
【生徒】
「最後なので、できれば賞を取りたいけど、いつも通り自分の好きな写真を撮りたい」
【生徒】
「こういう機会で撮るのは最後だけど、高校を卒業してからも誘って一緒に撮りに来ることができたらいい」
大会は31日に審査が行われ、最優秀賞には新潟高校3年の内山直洋さんなど3つの作品が選ばれました。