自転車の前を走る男性。座って運転していますが、よく見ると乗っているのは電動キックボード「LUUP」です。

どういうことなのでしょうか。
動画の撮影者は「スクーターかなと思ったけどヘルメットかぶってなくて、おかしいなと思って、よくよく見たらLUUPの上にスーツケースを載っけて、そこに腰掛ける感じで運転している方がいて」と話します。

スーツケースを椅子代わりにしていた男性は、そのまま交差点へと進んでいきました。

男性が乗るLUUPのハンドルをよく見ると、緑色のライトが点灯したまま。
これは、LUUPが車道を走る際の最高速度、時速20kmが出ている状態を示しています。

動画が撮影されたのは5月28日の通勤時間帯。
現場の東京・中野区内の交差点は幹線道路が交わる場所で、特に車通りが多かったといいます。

撮影者は「ありえないなって。スーツケースが段差とかで(車体が)はねたときにずれたり、バランスを崩して倒れたりしたら危ない。自己中心的な乗り方はやめてほしい」と話しました。

このような乗り方について、LUUPに問い合わせたところ、「スーツケースを椅子がわりにして乗車する行為は道路交通法違反となります。このような乗り方は危険なため絶対にやめていただきたいと考えております」と回答がありました。

LUUPは重大な違反行為について、特定ができ次第、アカウント停止などの対応をとっていくとしています。