インサイダー取引した罪に問われている三井住友信託銀行の元部長に懲役2年、罰金200万円などが求刑されました。
三井住友信託銀行の元部長、片山肇被告は、業務で把握したTOB=株式公開買付けの情報をもとに3社の株およそ3200万円分を買い付けた罪に問われています。
検察側はきょうの裁判で、「幹部の立場を悪用した常習的で悪質な犯行」などと指摘し、懲役2年、罰金200万円、追徴金6100万円あまりを求刑しました。
一方、弁護側は、「捜査機関に自ら申告し、自首が成立する」などとして執行猶予付きの判決を求めました。
片山被告は最後に、「激しく後悔し大変申し訳なく思っている」と述べ、傍聴席に頭を下げました。
判決は来月4日に言い渡されます。