柏崎刈羽原発に関する理解を深めてもらおうと新潟県や内閣府などは1日、県民を対象にした説明会を開き、先月公表された被ばく線量シミュレーションの結果などを説明しました。

6月1日、柏崎市で県民を対象に開かれた説明会には、県と原子力規制庁、内閣府の担当者が出席しました。

柏崎刈羽原発を巡り、県は原発で重大事故が起きた際の被ばく線量のシミュレーション結果を公表していて、花角知事は「再稼働議論の材料が集まった」としています。

1日の説明会では、県の避難計画で定めた措置をとることでIAEAの基準を上回る被ばくを避けることができるとしたシミュレーションの結果などについて県や国の担当者が説明しました。

【原子力規制庁の担当者】
「緊急時においては被ばく線量を出来るだけ低減する目標。(週に)100ミリシーベルトを超えるような被ばくは生じないように防災対策をしっかりとるというのが基本的な考え方」

県民説明会は6月7日にも長岡市を本会場に開かれ、公聴会は6月29日に始まります。

NST新潟総合テレビ
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