甘くてシュワシュワした、あの炭酸の飲み物をテーマにした岡山県矢掛町のイベントを紹介します。懐かしさの中に新しさを感じられるこのイベントを佐藤理子アナウンサーが取材に行ってきました。
大人も懐かしい思い出に浸れるクリームソーダ。それをテーマにしたイベントが行われているのは、旧山陽道の宿場町の風情を残す矢掛町です。2023年から夏に行われていて、昔ながらものもから個性豊かなものまで様々なクリームソーダを提供しています。
参加するのは27の店舗。2024年より9店舗増えました。甘酒を使った商品。大豆を発酵させたインドネシア発祥の食べ物、テンペのかりんとうを乗せました。
(佐藤理子アナウンサー)
「甘酒の濃厚な甘みを感じながらもさっぱりしています。甘酒とアイスクリームの優しい甘さを感じます」
インド料理店も2025年に初参加しました。マンゴージュースとメロンソーダをベースに、マンゴーとココナッツの自家製アイスをトッピング。飲むと爽やかでトロピカルな風が吹き抜けます。
(インドダイニング スクーン サルマ ヤムナト店長)
「(クリームソーダは)インドで飲んだことがない。初めて(作った)。これからどんどん暑くなるので クリームソーダを楽しんで」
飲むだけでは飽き足りず、こんなものまで。
(佐藤理子アナウンサー)
「シュワシュワしています。クリームと相まって口の中は完全にクリームソーダ」
なんと、食べられるクリームソーダのパンです。ドレンチェリーとホイップクリーム。周りをメロン風味の寒天ゼリーで覆いました。
(古城大黒堂 古城延久店長)
「クリームソーダのイメージが、ソーダの上にアイスクリームがのっていて、サクランボがのっているものなので、それをイメージしてパンを作った。寒天がサイダーで作っているので、シュワシュワしておいしい」
宿場町としておもてなしの心を育んでいた矢掛町。そうした人情味から生まれたのが、懐かしさの中に新しさを感じさせるイベントでした。
(まちの観光手がける やかげDMO 桑木晃太郎さん)
「矢掛町は宿場町なので、昔から、外から来た人をいいものでおもてなしをしてきた歴史がある。古い建物がたくさん残っている歴史深い町なので、それと一緒にレトロチックなクリームソーダを楽しんでほしい」
古い町並みの中で新たなクリームソーダと出会うことができるこのイベント「クリームソーダIN矢掛」。6月30日まで行われています。