地域の警察官を対象に、犯人の特定に繋がる証拠を集める鑑識の技術を競う大会が、佐賀市で開かれました。

この競技会は、警察官の鑑識に関する知識や技能を高めようと、警察署の地域課に勤務する警察官を対象に毎年開かれています。
29日は、若手の警察官を中心に約30人が参加。
「自転車を盗まれた被害者が自分の自転車に乗っている人を発見。声をかけると、自転車を放置して逃げた」との想定で行われました。
参加した警察官は、被害者からの聞き取りや現場に残された指紋や足あとなどを採取し、事件の犯人に結びつく証拠を集めていました。

【内川愛瑠巡査】
「犯人の貴重なDNAとか足跡・指紋とかを壊さないためにも、どういうところに目を向けて保存していかないといけないのか、どういうところから採取しないといけないのかを学べた」

県警は、今後も鑑識課の職員を県内の署に派遣し、地域の警察官の技能向上に努めるということです。

サガテレビ
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