県が2029年の開学を目指す県立大学。29日、学長予定者の山口和範さんが唐津市の高校で出前授業を行いました。
この取り組みは、県が県立大学の開学へ向けた準備の一環で、県内の高校と連携をとろうと企画されたものです。
29日は唐津市の唐津西高校に、学長予定者の山口和範さんが訪れ、全校生徒約440人に対し「探求の学習とデータの活用」をテーマに出前授業を行いました。
【山口和範さん】
「いまの現状がどうなっているかということを自分で見るのも大切だが、データを活用しながら見ることもすごく大切」
山口さんは周囲に何かを提案するとき、データやAIを活用することで根拠が生まれ、共感が得やすくなることを説明していました。
【生徒】
「(自分が)持っていない基礎をAIは持っていて、その基礎をさらに発展させるのが人間の役割だと思うので自分もAI活用やデータ分析を頑張っていきたい」
【生徒】
「今回の講演でデータの大切さが改めてわかったので、地域が出しているデータや現地に行っての情報収集などをして、総合的な探究の時間の活動をしていこうと思った」
県立大学について、県は2029年の開学を目指しています。
県は今年度、県内の複数の高校で出前授業を予定しているということです。