リングの上で激しく闘うロボットたちの姿。
中国・浙江省で、人型ロボット同士の格闘技大会が開催されたのです。
中国国営テレビによると、これは“世界初”の試みだといいます。
一体、どのような戦いが繰り広げられたのでしょうか。
黒の選手が右のボディーブローをお見舞いすると、ピンクの選手も負けじとパンチをお返し。
距離が近づき、組み合います。
今度はピンクの選手のローキックがヒット。
黒の選手は膝蹴りを繰り出しました。
クリーンヒットとはなりませんでしたが、この瞬間、ピンクの選手は伸ばした腕が相手に絡まり、体勢を崩しダウン。KO決着です。
続いては、緑の選手対黒の選手。
ともに決定打を出せずにいたその時、黒の選手が強烈なジャブを放つと、緑の選手はマットに沈んでしまいました。
このまま終わってしまうのでしょうか。
すると、緑の選手が片膝をついてクルッと立ち上がりました。その姿はまるで人間そのもの。
はたして勝負の行方はどうなるのでしょうか。
黒の選手のパンチで緑の選手はKO。
見事、黒のロボットが勝利を収め、大会で優勝を果たしました。
中国では今、国をあげて人型ロボットの開発を進めていて、企業間の競争も激化しているといいます。
今後は格闘技だけでなく、ロボットによるサッカーやバスケットボールの試合も開催する予定だということです。