おととし8月から去年10月にかけて、新潟県十日町市の市立学校に勤務する県の事務職員が、保護者から集めた学年積立金など約98万円を着服していたことが明らかになりました。

着服していたのは、十日町市の市立学校に務める県の事務職員です。

事務職員はおととし8月から去年10月にかけて、保護者から集めた校外学習や修学旅行に使用される学年積立金などを複数回に渡って着服し、総額97万7410円を自身の借金返済や生活費に充てていました。

学年積立金の通帳残高が少ないことを不審に思った教師が上司に報告したことで発覚。校長や教頭が、積立金など一部が未入金であることを事務職員に質したところ、着服を認めたといいます。

十日町市教育委員会によりますと、事案が発覚した市立学校では、学年積立金などはそれぞれの保護者の口座から自動で引き落とされ、学校が管理する口座に送金される仕組みとなっていましたが、この口座を管理していた事務職員が複数回現金を引き落としていたということです。

事務職員は「反省している」と謝罪し、着服金を全額返済しています。

十日町市教育委員会は「2度とこのようなことが起こらないように再発防止に努める」とコメントし、複数人によるチェックなど校内管理体制の強化に取り組むことにしています。

NST新潟総合テレビ
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