大阪市西成区の「あいりん総合センター」について、大阪市がちかく、解体工事を始めることが決まりました。
「あいりん総合センター」は、建て替えのため6年前に閉鎖されましたが、その後もホームレスが寝泊まりする状況が続いていました。
このため、大阪府が裁判を起こし去年12月、大阪地裁がホームレスを立ち退かせる「強制執行」を行いました。
解体工事は市が担当することになっていて、27日の大阪市議会で隣接する市営住宅も含めた解体工事の契約を業者と締結する議案が、全会一致で可決されました。
解体費用は約11億5000万円で、再来年の3月末までの完了を目指します。
跡地には、新たな就業支援施設などが建てられる予定です。