破産手続きが進む船井電機の会長らが新たな会社、「船井電機新社」を設立したと発表しました。
船井電機は去年、破産手続きの開始決定を受けて従業員およそ550人が一斉に解雇され、元環境大臣の原田義昭会長が、民事再生法の適用を東京地裁に申請しましたが、ことし3月に棄却されました。
これを受けて原田会長らは先月、船井電機と資本関係のない新たな会社を設立して蓄電池やAIのデータセンターなどの事業に取り組むと明らかにし、解雇された元従業員の再雇用にも意欲を示していました。
「船井電機新社」の会長には原田会長が就き、「破産処理中の船井電機の資産取得を進め、船井ブランド再興のため尽力する」としています。