高知市に住む30代の会社役員が700万円をだまし取られる詐欺事件が発生しました。
電話口の男は警察官と検事を名乗っていました。
詐欺被害に遭ったのは高知市に住む30代の会社役員の男性です。
5月24日、男性の元に京都の伏見署の警察官を名乗る男から電話があり、「あなた名義のキャッシュカードがマネーロンダリングに使われているが身に覚えはないか。または財布をなくしたことはないか」と聞かれました。
男性が財布をなくしたことがある旨を伝えると「個人情報が流出したかもしれない」と言われて別の刑事に代わられ、スマホに逮捕状の写真が送られてきました。
その後、検事を名乗る別の男から身の潔白を示すため「指定する口座にお金を振り込んでください。お金は後で返ってきます」と言われました。
男性はこの日のうちに指定された2つの個人口座に5回にわたって合計700万円を振り込みました。
その後、男性は不審に思い伏見署に問い合わせ、詐欺が発覚したということです。
今年に入って県内で発生した特殊詐欺は38件で被害額はおよそ1億9870万円となっています。