福島県喜多方市の木之本漆器店。工房を覗いてみると、職人が一つひとつ丁寧に筆を走らせていた。
北海道・小樽市で作られたガラス玉に、漆器の技法を活かして金粉や色粉を施すと蒔絵風鈴の完成だ。
富士山に、コイ。日本らしい柄が、外国の観光客からも人気ということ。
客は「入ってきた瞬間から涼しげなので、うちにも一個おきたい」と話す。
木之本漆器店の三橋あおばさんは「皆さまに暑い夏を少しでも爽やかにすごして欲しいと思って描いています」という。
ひとりの職人が一日80個から100個ほど仕上げる風鈴。本格的な夏に向けて忙しい日が続く。