5月26日午後7時ごろ、北海道上川地方の当麻町の道道140号線で、車のドライバーが、道路に突然飛び出してきた2頭の子グマとぶつかりそうになりました。
現場は旭川紋別自動車道・愛別インターチェンジから約1.5キロ南の山あいで、近くには当麻ダムがあります。
警察によりますと、2頭のクマは体長約1メートルで、子グマの「きょうだい」とみられています。
2頭が突然道路に飛び出し、車と衝突しそうになりましたが、寸前で道路の左右の茂みにそれぞれわかれて逃げていったということです。
運転していた人にケガはなく、車の損傷もありませんでした。
通報を受けた警察がパトカーで付近を警戒しましたが、現場には足跡や糞などの痕跡は見つからず、被害は確認されていません。
現場周辺に一般住宅はありませんが、子グマの出現により近くに親グマがいる可能性が高いとして、警察が注意を呼び掛けています。