夏の参院選に出馬する堂故茂参院議員の私設秘書が自民党氷見市支部の党員およそ100人分の党費を肩代わりしていたことがわかりました。

堂故議員は自身の関与について否定しています。

党費100人分を秘書が肩代わり

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自民党氷見市支部によりますと、不適切な処理を行ったのは前の支部長で、現在、堂故茂議員の私設秘書を務める男性です。

2023年に、およそ100人分の党費、合わせておよそ28万円を私費で立て替えていたということです。

男性は立て替えた分を去年の年明けに回収することにしていましたが能登半島地震の発生で断念したと説明しているということです。

堂故議員は「関与否定」

24日の氷見市支部の会合で堂故議員は…。

*堂故茂参議院議員
「冒頭重たい話があったが手順を踏まえてしっかりと解決してほしい」

このように述べ、報道陣の取材に対し、自身の関与を否定しました。

過去の支出問題と今後の調査

一方、氷見市支部は2015年から2022年についても党費が支部の活動費から支出されたとみていて、堂故議員自身が支部長を務めていた時期も含まれています。

26日堂故議員は一連の問題について、「秘書からまだ説明を受けていない」としたうえで、自身が支部長を務めていた時期に不適切な支出があった可能性について事務所で調査をするように指示したと話しました。

*堂故茂参院議員
「責任は別のところにある」
「ずいぶん時間の経っている話。事務所でもできる限り調べるように指示した」

富山テレビ
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