梅雨前線や台風などによる災害に備えようと、島根県益田市の高津川で24日、国土交通省や自治体、警察、消防などが合同で大規模な水防訓練が行ないました。

この訓練は、大雨による川の氾濫被害に備えるため、国土交通省などが水防技術の向上を目的に、毎年中国5県持ち回りで開催していて、今回は益田市の高津川河川敷が会場となりました。

訓練には、関係機関から約800人が参加し、「台風と前線の影響で大雨が降り、高津川が氾濫した」という想定で進められました。
警察や消防が、水害によって孤立した人を救助する訓練をしたほか、堤防の決壊に備え地元の高校や専門学校の生徒が消防団と一緒に土のう作りに参加するなどし、住民たちも今回の訓練を通して防災意識を高めていました。

中国地方の梅雨入りが6月上旬にも予想される中、国交省は今後も関係機関と連携して、災害から住民の命を守る備えをさらに進めていくとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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