熊本や福岡などを舞台に開催されている自転車の国際ロードレース『ツール・ド・九州』。この大会を運営する団体が22日、国から表彰を受けました。
九州地方におけるサイクルツーリズムの振興に大きく寄与したことが高く評価されました。

国土交通省は、毎年5月の『自転車月間』に合わせ、自転車の活用に貢献した個人や団体などを『自転車活用推進功績者』として表彰しています。

今年の功績者には、自転車の国際ロードレースを運営する一般社団法人『ツール・ド・九州』など5つの団体・企業と1人が選ばれ、22日、古川 康 国土交通副大臣から表彰状が手渡されました。

一般社団法人『ツール・ド・九州』は、熊本・福岡・大分を舞台に2023年から開催している国際自転車競技連合認定のロードレースを運営。去年10月の第2回大会では、10万人以上の観客を動員しています。

また、サイクリングを組み込んだインバウンド向けの旅行商品の造成・販売にも取り組むなど、九州地方におけるサイクルツーリズムの振興に大きく寄与した点が評価されました。

【一般社団法人『ツール・ド・九州』堀江 広重 理事長】
「まだ2回しか(大会開催の)実績がないにもかかわらず自転車活用推進功績者に選んでいただいて本当にありがたい」
「徐々にレースが九州に広がっているので、いずれは九州全域で(レースを)やりたい」

【自転車活用推進議員連盟 金子 恭之 幹事長】
「九州各県の〈九州は一つ〉、皆さんが一つになって取り組んだ成果。〈ツール・ド・九州〉を中心として九州に多くのサイクリストが来ていただけるように私たちも努力していきたい」

今年の第3回大会『マイナビ ツール・ド・九州2025』は10月10日から4日間の日程で開催。これまでの3県に長崎、宮崎が新たに加わり、九州5県を舞台に熱い戦いが繰り広げられます。

テレビ熊本
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