消防職員が日頃の訓練の成果を披露しました。
熊本県消防救助技術大会が23日益城町で開かれ、隊員らが救助活動に求められる技術の正確性などを競いました。

【有明広域行政事務組合消防本部 上土井 佑馬 消防士長】
「本日、安全・確実・迅速人命救助の技をこの大観衆の前で遺憾なく発揮し、最後まで正々堂々戦い抜くことを誓います」

23日の大会には、県内12の消防本部から約300人が出場。災害などを想定し、救助活動に求められる技術の正確性や救助にかかる時間を競いました。

【藤原 果林 記者】
「こちらでは『はしご登はん』という競技が行われています。15メートルの高さまで手足を素早く動かし、ものすごいスピードで駆け上がっていきます」

すばやく命綱を結索した後、垂直のはしごを15メートルの高さまで登る『はしご登はん』は災害発生時の建物への進入など救助活動には欠かせない訓練です。
安全かつ確実に、それも短時間で登ることが求められます。

【菊池広域連合消防本部 高日 友紀乃 隊員】
「市民の生命・財産・人体を守る技術を身に付けて訓練している」

このほか、ロープを渡って建物に進入し要救助者を助け出す『ロープブリッジ救出』や、煙に巻かれ、動けなくなった人を2人1組で救助する『ほふく救出』など合わせて8つの種目が行われました。

今大会の各種目の上位成績者は、夏に行われる九州大会や全国大会に出場します。

テレビ熊本
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