2027年に秋田県内で開催される「全国育樹祭」に向け、23日に実行委員会の初会合が開かれ、会場や今後のスケジュールが報告されました。
全国育樹祭は、森を守り育てることの大切さを広く伝えようと毎年秋に開かれ、50回の節目を迎える2027年は秋田で開催されます。県内では1978年以来2回目です。
実行委員会は、鈴木健太知事を会長に農林水産や経済団体などの代表で構成されています。
秋田県・鈴木健太知事:
「世代を超えて大切に受け継がれてきた森林資源が利用期を迎える中、循環利用の重要性を広く伝えるとともに、次代を担う子どもたちが森林・林業に触れ理解を深める契機にしたいと考えている」
初会合では、皇族方による樹木の「お手入れ行事」の会場が北秋田市の県立北欧の杜公園に、式典の会場が大館市のニプロハチ公ドームに決定したことが県の担当者から報告されました。
また、「森林資源の循環利用の促進」「豊かな水と緑の創造と未来への継承」「『森と木の国あきた』発信」が開催方針の3つの柱として掲げられました。
2年後の開催に向け、2025年度中に大会テーマや基本計画が策定されるほか、2026年はプレイベントが予定されています。