プレスリリース配信元:プラネット
年配男性ほど「配偶者・パートナー」に⽿そうじしてほしい! ~“⽿そうじ観”に大きな男女差 若者には「耳そうじ動画」も人気~
国内1,500社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第232号として、耳そうじに関する意識調査(対象4,000人)の結果をご紹介します。未掲載のデータ提供や当社担当者が解説を差し上げることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。
- 配偶者・パートナーの耳かきをすることはありますか?
今回は耳そうじに関する意識調査を実施しました。(前回はVol.128として、2020年1月に調査を実施。。2016年には「耳のケアに関する意識調査」も実施。)
ふだん、耳そうじをどのようにしているかを、複数回答可で聞くと(図表1)、「耳そうじはしない」と回答した人は4.4%でした。
「自分でする」という人は91.1%だったので、「耳そうじはしない」と答えた割合と合わせて考えると、4%強の人は、自分ですることなく、他人にまかせているようです。
「ふだん耳そうじをする理由やシーン」(図表2)は、「耳のかゆみや違和感解消のため」が59.1%、「耳を清潔にするため」が49.8%、「気持ちいいから」が34.1%でした。
「あなたは普段から、自分以外の人の耳そうじをすることがありますか」という質問に対して、「したことがある」は42.9%、「したことはない」は57.1%でした(図表不掲載)。これはこれまでの経験を聞いたものですが、「あなたはふだんから、自分以外の人の耳そうじをすることがありますか」と聞くと、「することはない」という人が80.2%でした(図表不掲載)。残りの2割弱の人が誰の耳そうじをしているのかを見ると(図表3)、20代・30代の女性は「配偶者・パートナー」、30代から50代の女性は「子」と回答した人がほかと比べて多くなっています。
- 自分の耳垢タイプの違いで、人の耳そうじ経験に差!?
ふだん何を使って耳そうじをしているか聞くと(図表4)、「綿棒」が62.7%、「耳かき」が61.3%と、両者にはあまり差がありませんでした。
また、耳垢のタイプを聞いたところ、乾燥したタイプが50.8%、湿ったタイプが26.1%(「わからない、どちらでもない」が23.1%)でした(図表不掲載)が、乾燥したタイプの人は「耳かき」が「綿棒」より10ポイント以上高いです(図表5)。
逆に湿ったタイプの人は「綿棒」を使用する割合が「耳かき」と比べて30ポイント以上高くなっています。
耳垢のタイプの違いにより回答に差がある項目はほかにもあり、「これまでに自分以外の人の耳そうじをしたことがありますか」という問いでは、乾燥したタイプの人は51.0%が「したことがある」と答え、湿ったタイプの人は40.1%になっています(図表6)。この差がどこから生まれているかはっきりとしませんが、自分の耳垢が乾燥したタイプの人は、耳そうじをしやすいと考えていて、他人の耳そうじにも抵抗がないのでしょうか。
さらに、耳垢のタイプが「わからない、どちらでもない」という人は、「したことがない」という人の割合が高くなっています。「自分や他人の耳そうじにあまり関心が高くなくて、他人の耳そうじもしたことがない」ということでしょうか。
- 「誰かにしてもらいたい」が3割弱
耳そうじを自分以外の誰かにしてほしいか、してもらうとしたら誰にしてもらったらうれしいかを聞くと(図表7)、「自分以外の人にしてもらいたいとは思わない」という人が70.9%でした。
男女別で見ると、女性のほうが「自分以外の人にしてもらいたいとは思わない」と回答した割合が高くなっています。
また、「配偶者・パートナー」にしてもらいたいと回答した人は男女差が大きく、男性は21.6%が「してもらったらうれしい」と答えているのに比べ、女性は4.2%だけです。
「ふだん耳そうじをどのようにしていますか」という質問に対して、「配偶者・パートナーにしてもらう」と回答した人は4.7%でしたが(図表1)、「実際にはしてもらっていないけど、してほしい」と考えている男性がそれなりにいるようです。
「恋人」と回答した男女も3ポイントの差がありますが、「耳かき専門店のスタッフ」と回答した男性は12.6%、女性は11.9%とあまり差がありません。
- 男性は年代が上がるほど「配偶者・パートナー」に耳そうじしてほしい!
今度は、耳そうじを誰にしてもらったらうれしいかを、性年代別に見てみます(図表8)。
「耳かき専門店のスタッフ」と答えた人は男女ともに、年代が上がるほど、割合が低くなるのですが、「配偶者・パートナー」は、様子が違います。
女性は年代が上がるほど、割合が下がるのですが、男性は真逆で、年代が上になるほど、割合が高くなる傾向があります。
年代が上がれば、細かな作業が苦手になって、「自分で耳そうじをするより、人にやってもらいたい」という人も出てくるとは思いますが、それだけで男女でそこまで大きな差が出るとは考えにくいです。男女における「耳そうじ観」とでも言うべきものに違いがあり、それが影響しているのではないでしょうか。
また、意外なところでは、「親」にしてもらったらうれしいと回答したのは、男女ともに20代のみが10%を越えていて、女性がより高く、16.3%です。
- 20代男女、「ほぼ毎日イヤホンを使う」が半数近く
YouTubeなどの動画共有サイトでは「耳そうじ」に関する動画もあります。一言で「耳そうじの動画」と言っても、耳がきれいになる様子を楽しむものもあれば、聴覚的に「耳そうじをされている音」を楽しむものもあります。そういった「耳そうじ」動画を見たことがあるかを聞くと(図表9)、「男性・20代」では25.8%が、「女性・20代」では23.8%が「見たことがある」と回答しました。
耳そうじからは少し離れますが、イヤホンの使用頻度を聞いたところ(図表10)、30代では、「ほぼ毎日使っている」男性が43.4%、女性は28.2%と、15ポイント以上の差があります。ところが、20代では「ほぼ毎日使っている」が半数近くになっていて、しかもわずかですが女性のほうが割合が高いです。このことから考えると、耳に対する意識は、今後、大きく変わっていくのかもしれませんね。
- 耳そうじはコミュニケーションでもある
耳そうじにまつわる思い出やエピソード、理想の耳そうじ道具を自由回答で聞きました。「親にやってもらった」と懐かしく感じる人がいる一方で、「やってもらって痛い思いをした」という人もいました。また、いろいろ探しているものの、自分にぴったり合う耳そうじ道具が見つからず、不満に感じている人も少なくないようです。
《⽿そうじにまつわる思い出やエピソード、理想の⽿そうじ道具》
【⽿そうじの思い出】
● 子どもの頃は親にやってもらったが、今思うと幸せな時間だったと思う。(女性・20代)
● 子どもの頃、母親の膝枕で、兄弟がかわるがわるで⽿そうじをしてもらった。(男性・30代)
● 昔はわが子、今は孫の⽿かきをして⽿をきれいにすることが好きである。(男性・70代以上)
● 小学校低学年くらいまで、母親に⽿かきをしてもらっていました。木製の⽿かきでのそうじしたあと、反対側に 付いているふわふわの綿ぼうしで仕上げてもらうのが、とても心地よかった記憶があります。(女性・50代)
● 中学生くらいまでは母親にやってもらっていて、その時間が至福だったなと思う。 でも、私が人から「やって」 と言われたら怖くてできない。母親はよくやってくれていたなと感じている。(女性・40代)
【やりすぎ注意! でもやらなさすぎも……】
● ⽵のタイプの⽿かきを毎日使用していたら、ひっかきすぎて⽿の中が腫れてしまい、⽿⿐科のお世話になった。 その後は、綿棒や粘着タイプのスティック状綿棒で、優しく⽿そうじをするようにしている。(女性・50代)
● ⽿の具合が悪い気がして⽿⿐科に行ったら、「⽿垢が貯まっている」とのことで、お医者さんに⽿かきで取っても らったことがある。ちょっと恥ずかしかったです。(男性・20代)
● 理髪店でのサービスで掃除してくれるのがあっさりしていてちょうどよい。(女性・60代)
【⽿そうじ道具、ちょうどいいものが見つからない】
● 綿棒の先をピンセットなどでつまみ、先端部をほぐしてから使っている。(女性・50代)
● 姪や甥の⽿かきをたまに行うが、普段⽿かきをしないので大きな塊が詰まっている。そのようなときは綿棒で取 れないのでピンセットを慎重に使って取る。本当は傷つきにくい素材のものがあればよいと思う。(女性・40代)
● 綿棒で⽿そうじをしているが、使用感が良くない。もう少し柔らかくて、かつしっかりと⽿垢を取ることのでき るものを開発してほしい。(女性・40代)
● ほじくりすぎて中⽿炎になったことがある。柔らかすぎても、硬すぎても困るので、ボコボコタイプのものを主 に使っているが、奥と手前で痛みの感じ取り方が違うので、どこか物足りないことが多い。(女性・50代)
● 若いときから使っていた⽵製の⽿かきが、長さ、角度、触感(カリカリとやわらかく当たる感じ)など、ちょう どよくてお気に入りだったのだが、なくしてしまった。その後、いろいろ購入してみたが、どれもしっくりこな くて困っている。(女性・60代)
【人に⽿そうじをしてもらうのは……】
● 子どもの頃に母親に⽿そうじをしてもらったときに痛い思いをしてから、自分でやるようになった。今、我が子 のそうじをするときに、子どもがくすぐったがり、動くので⽿の奥をついてしまいそうで怖い。(女性・40代)
● 子どもの頃、母親に⽿かきで⽿そうじをしてもらったら、激痛が走った。翌朝起きたら⽿から⾎が出て、枕に付 いていた。それ以来、他人に⽿かきでやってもらうのが怖くて、自分で綿棒でするようになった。(女性・50代)
● 配偶者が⽿かきが好きで、私の⽿掃除もやりたがっていたけれど、彼がやると痛いので基本的には断っていた。 しつこく何度も言ってくるので、たまにはやらせてあげていたが。(女性・20代)
● 昔、彼女にしてもらい、⽿から⾎が出た(男性・50代)
● 以前は妻がしてくれたが今はしてくれない(男性・60代)
● 10代の頃、元旦那と付き合っていたとき、お互いの⽿そうじをしていたのを思い出すと、「その頃は好きだった んだな~」と思う。今は考えただけでもゾッとする。(女性・20代)
調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「耳そうじ」に関する意識調査を実施。
期間:2025年4月2日~4月4日、インターネットで4,000人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
From プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html (バックナンバーもご覧になれます)
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