老朽化した静岡県立中央図書館の移転をめぐり、県の費用負担が約100億円増える見込みとなったことを受け、鈴木康友 知事が計画の見直しを指示したことがわかりました。
県立中央図書館をめぐっては施設の老朽化にともないJR東静岡駅前への移転が決まっていますが、整備費の一部となる国の交付金が当初の136億円から34億円に減額される見込みとなっています。
これにより県の費用負担は100億円あまり増える見通しとなり財政的な負担が懸念されていますが、県教育委員会によりますと鈴木康友 知事は19日計画の見直しを県教育委員会に指示したことが分かりました。
鈴木康友 知事は現在の整備計画について「交付金が大幅に減れば現実的でない」との見解を示しているということです。
県教育委員会は今後新たな図書館のコンセプトの見直しも含め、複数の案を検討する方針で速やかに方向性を示したいとしています。