新潟県弥彦村では初夏の訪れを告げる枝豆の出荷が最盛期を迎えています。5月22日朝も農家が出荷作業に汗を流していました。

【記者リポート】
「こちらの小さな農業用ハウス、葉っぱの下を見てみると、たくさんの枝豆がなっています」

5月22日朝早く、弥彦村の農業用ハウスで収穫されたのは、極早稲品種の枝豆『弥彦むすめ』です。

弥彦むすめは県内で最も早く出荷される枝豆で、今年は3月から4月に夜の低温が続いたものの、生産者の徹底した管理で例年通り5月上旬に出荷を開始。今、最盛期を迎えています。

【弥彦村野菜部会 丸山哲也 部会長】
「暖かい日が続いて収穫は順調。作柄も例年並み。ほんのりした甘みと、また食べたいと思う枝豆に育っている」

新鮮さを保つために、枝・葉・根をつけたまま出荷するのが特長の弥彦むすめ。

しかし、枝があることで機械での出荷作業が難しく、余分な葉っぱを取り除いて束ねる行程はすべて手作業で行っています。

【農家】
「1本1本全部違うので、そこが難しい。おいしい枝豆が皆さんに届くというのが励み」

丹精を込めて育てられた枝豆の味は…

【記者リポート】
「優しい甘みがあります。鼻から香ばしい香りが抜けて、とてもおいしいです」

甘みと深いコクがある弥彦村の逸品です。

【弥彦村野菜部会 丸山哲也 部会長】
「初収穫の枝豆はやっぱりすごくおいしく感じる。作っていてよかったなと。テレビを見ながら、新聞を読みながら、ビールを飲みながらでも、次々と食べてもらえるような豆であってほしい」

弥彦むすめの出荷は6月下旬まで行われ、今年は23.5トンの出荷を予定しています。

NST新潟総合テレビ
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