国民民主党の玉木代表は来週28日、衆院農水委員会で自ら質問に立ち、新たに就任した小泉進次郎農水相と直接対決することがわかった。関係者が22日、FNNの取材に明らかにした。
玉木氏は22日、自身のSNSに投稿し、「そもそも『コメは余っている』のではなく、『コメは不足』しているとの認識が必要だ」とした上で、「備蓄米放出要件の緩和はもちろんのこと、コメの供給を増やすため、転作奨励などの事実上の減反政策を見直し、『増産』に舵を切る必要がある」と強調した。
そして、「農家所得を補償する新たな直接支払い制度の創設がセットで必要だ」との認識も示した。
さらに、玉木氏は小泉氏に対し、「『なんちゃって減反廃止』ではなく、コメ政策そのものを、『価格政策』から『所得政策』に大きく転換してもらいたい。2027年からのコメ政策の見直しを前倒しして、抜本的な改革に取り組むべきだ」と求め、「構造的な課題を解決しない限り、コメの高値は改善されない」と指摘した。
玉木氏は委員会ではこうした認識を小泉氏に直接、問いただす見通し。