福岡県北九州市の資材置き場に父親の遺体を埋めて遺棄した疑いで46歳の長男が逮捕された事件で22日、父親の死因は首を圧迫されたことによる窒息が疑われることがわかりました。
北九州市小倉南区の資材置き場で20日、土木建築会社の役員、華山龍一さん(当時87)の遺体が土の中から見つかり、翌日、長男の華山龍馬容疑者が死体遺棄の疑いで逮捕されました。
警察の捜査本部が龍一さんの遺体を司法解剖し詳しく調べた結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息の疑いとみられることが新たに分かりました。
捜査本部によりますと遺体にはなんらかの方法で首を圧迫された痕がありましたが、それ以外に目立った外傷はないということです。
捜査本部は22日、龍馬容疑者の身柄を検察に送りました。
これまでの調べに対し龍馬容疑者は「私はやっていません」と容疑を否認しています。
龍一さんは現場まで車で運ばれ遺棄されたとみられていて、捜査本部は親子の間に会社経営や金銭を巡るトラブルがあったとみて、殺人の疑いも視野に事件の経緯をさらに詳しく調べています。