ロシアのプーチン大統領は、ウクライナと国境を接する西部クルスク州を訪問しました。
4月に奪還を主張して以来、初めてです。
ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は20日、西部クルスク州を訪問しボランティアらと面会したほか、建設中のクルスク第2原発を視察しました。
また、地元の知事代行と会談し、クルスクの正常化に貢献した自治体関係者に国家勲章を贈るよう指示したとしています。
2024年8月からウクライナ軍の越境攻撃を受けていたクルスク州をロシア軍が4月下旬に奪還したと主張して以来、プーチン氏が現地を訪れるのは初めてです。
こうした中、ウクライナ当局は21日、北東部スーミ州の軍の訓練施設がロシア軍の攻撃を受け、兵士6人が死亡したと発表しました。
ウクライナ国家親衛隊によりますと、スーミ州にある軍事訓練施設がロシア軍のミサイル攻撃を受け、兵士6人が死亡、少なくとも10人が負傷しました。
射撃訓練中に攻撃を受けたということです。
一方、ロシア国防省は20日、スーミ州のウクライナ軍の訓練施設を短距離弾道ミサイル「イスカンデル」で攻撃したと明らかにしました。
指揮官20人を含む、70人以上の兵士が死亡したと主張しています。