親ロシア派として知られるウクライナのヤヌコビッチ元大統領の側近だった男性が21日、スペインで撃たれて死亡しました。
地元メディアによりますと、殺害されたのはウクライナ大統領府の元副長官、アンドリー・ポルトノウ氏です。
ポルトノウ氏は21日午前、スペインの首都マドリードで、車で子どもを学校に送った直後に複数人に襲撃され、頭や背中を拳銃で撃たれたということです。
ポルトノウ氏は、親ロシア派で2014年の「マイダン革命」で失脚したヤヌコビッチ元大統領の側近として知られています。
アメリカは2021年、ポルトノウ氏が贈収賄を通じてウクライナの裁判所の判決に影響力を行使したなどとして、資産凍結や入国禁止の制裁を課していました。