海上自衛隊の新しい護衛艦が長崎市の三菱重工長崎造船所で建造され、21日に引き渡されました。
全長133メートル、幅16.3メートルの護衛艦「によど」です。
三菱重工長崎造船所で引き渡し式が開かれ、防衛省などから約100人が出席しました。
「によど」は海上自衛隊の最新鋭の護衛艦「もがみ型」の7番艦で掃海艦艇が担っていた対機雷戦機能のほか、90人という少人数で運用できることなどが特徴です。
総工費は岡山で建造中の8番艦とあわせて、約947億円です。(2021年度予算)
福田達也 佐世保地方総監
「もがみ型護衛艦として優れた各種戦闘力に加え、対機雷戦の能力を持った最新鋭の護衛艦としての真価を遺憾なく発揮してほしい」
「によど」はこれまでの「もがみ型」と異なり、ミサイルの垂直発射装置=「VLS」が装備されていて、広島県の呉に配備予定です。
三菱重工長崎造船所では現在、同じ型の9番艦から12番艦を建造しています。