愛媛県松山市の松山空港で国際便や利用者が増えるなか、重要性を増しているのが、航空機の誘導や利用客の案内など地上支援業務・通称「グラハン」の役割です。人口減少で人材確保が激しくなっているなか、県が目を付けたのが外国人。空港では専門学校の留学生を対象に見学会が21日に開かれました。
スタッフ:
「iPadで行き先を表示させて、お客さまを探したりとか」
空港のスタッフの説明に耳を傾けているのは、松山市内の専門学校で日本語を学ぶ16人の留学生。松山空港で行われたのは、航空機の誘導や利用客の案内にあたる地上支援業務「グラハン」の見学会。「グランドハンドリング」の通称です。
松山空港ではコロナ禍の収束とともに利用者が増え、今年7月には上海便も運航を再開する予定。航空需要が拡大するなか「グラハン」の人材確保が課題になっています。
留学生たちはまず出発ロビーへ。利用客が乗り遅れないように声をかけるなどする搭乗案内の業務を学びました。
内木敦也キャスター:
「飛行機が停まる駐機場に出てきました。普段はなかなか立ち入ることができないエリアです」
また滑走路では航空機が離発着する際、パドルという道具を手で振ってパイロットに示し、航空機を誘導する仕事「マーシャリング」を間近で体感。留学生たちはメモを取ったり、質問したりして「グラハン」の仕事への理解を深めました。
バングラデシュ出身の留学生:
「楽しかったです。きょうは近くから初めて見たので」
ネパール出身:
「おもしろいと思いました。見るよりやってみたら、もっとできると思います」
県は今年度、市内の専門学校と協力して教育カリキュラムをつくり、再来年度以降、外国人材の採用を目指します。
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